Crying buckets — 大泣き

今日は「本当の幸せ」について考えさせられる小説、「アルジャーノンに花束を」をご紹介します。
少し長いので読むのに時間がかかるかもしれません。でも内容はさほど難しくないので、ぜひ読破にチャレンジしてくださいね

英文スクリプト
 I’ve just finished reading Flowers for Algernon written by Daniel Keyes. The book is about Charlie Gordon who is a mentally-challenged man with an unusually low IQ. Charlie wanted to be smart1. And a group of scientists decided to give him an experimental2 surgery3 which they hope will increase his intelligence. It has been successful when tested on a mouse called Algernon.

 The story is told in a form of Charlie’s diary, which is very clever because you can actually see the change in Charlie, as his diary becomes more complex4 and well written. In the early part of the diary, even the simplest words like “write” and “said” are misspelled. But as you continue to read, you start seeing such words as “self-effacing5” and “illiteracy6“, even “naivety7“. Contrarily8, as the treatment takes effect9 and Charlie’s intelligence expands10, he becomes more and more cynical11. As Professor Nemur puts it12, his genius13 has destroyed his faith in14 the world and in his friends.

 The experiment seems successful, until Algernon suddenly deteriorates15. Will the same happen to Charlie? Well, you’ll find it yourself. But be prepared16. It’s not a “they-lived-happily-ever-after” type of a story and well-known for making people cry. When I read the famous last sentence, I cried buckets. So, if you go for it17, get your Kleenex ready18.

スクリプト訳文
 ダニエル・キースの『アルジャーノンに花束を』を読み終えました。知能指数が異常に低く、知的障害を持つ男性、チャーリー・ゴードンの物語です。チャーリーは頭が良くなりたいと願っていました。そんなチャーリーに科学者たちはある実験的外科手術を施します。彼の知能が向上するかもしれない手術でした。アルジャーノンというネズミに行った実験では既に成果を上げていました。

 物語はチャーリーの日記として語られます。非常に賢い手法です。チャーリーに起こる変化を読者が実感できるからです。彼の日記は進むにつれて複雑になり、文章もうまくなります。最初の頃は、「write」や「said」といった最も簡単な言葉でさえ、綴りが間違っています。ところが読み進むうち、「self-effacing」、「illiteracy」、「naiveté」といった単語が出てきます。反面、治療が効き始め、チャーリーの知能が高くなるにしたがい、彼は皮肉っぽくなります。ニーマー教授が言うように、「彼に与えられた知能は、彼の世間に対する信頼、仲間に対する信頼を破壊」しました。

 実験は成功しているやに見えましたが、突然、アルジャーノンに退行が現れます。同じことがチャーリーにも起こるのでしょうか。それは読んでのお楽しみ。でも気をつけて。これは「それから二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ」的な物語ではなく、読者を泣かせることでは良く知られた一冊なのです。かの有名な最後の一文を読んだ時、私も大泣きしてしまいました。なので読むときは、傍らにクリネックスを用意してくださいね。

レッスン
The story made me cry buckets.
「その物語を読んで、大泣きしてしまった。」

出典
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4年ほど前、日本でも同じ名前でドラマ化されました。主演はユースケ・サンタマリア。このドラマを見て、彼ってこんなにいい役者だったっけ!?と思った方も多いのでは??
内容を知らない方は、まずドラマを見てあらすじを知ってから、原作にチャレンジするのもいいかもしれません。
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  1. smart:賢い
  2. experimental:実験的な
  3. surgery:外科手術
  4. complex:複雑な
  5. self-effacing:控えめな
  6. illiteracy:無教育
  7. naivety:素朴(=naiveté)
  8. contrarily:これに反して
  9. take effect:(薬などが)効く
  10. expands:拡張する、発展する
  11. cynical:皮肉な
  12. put it:言う
  13. genius:特殊な才能
  14. faith in~:~への信頼
  15. deteriorate:悪化させる
  16. prepared:心構えをする
  17. go for it:試してみる
  18. get ~ ready:~を用意する

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