Do you mind? — よろしいかしら?

曜日のレッスンでmind the gapというフレーズを取り上げました。今日はこのなかなかにトリッキーなmindという動詞についてもう少し詳しくお話しましょう。

まずmindを辞書 で引いてみると、「~を嫌がる、気にする、構う」といった定義が見つかります。つまりmind the gapは「(電車の扉とプラットフォームの)隙間を気にしなさい」ということで、「お足許にお気をつけください」となるわけです

mindはしばしば疑問文で使われます。Yes、Noで答えられるので簡単かと思いきや、これが非常にというか微妙にというか、とにかく紛らわしいのです

 Do you mind if I join you?

これが基本のカタチと考えてください。これで「ご一緒してもよろしいですか?」という意味になります。もう少しmindを意識して訳すと、「もし私があなたに加わるとして、あなたはそれを嫌だと思いますか?」です。

この質問への答え方、間違えやすいので注意 が必要です。相手が加わることに意義はない。そこで「はい、どうぞ」と歓迎の意を表するつもりでYesと言うのは大間違い
質問は「嫌だと思いますか?」なので、この場合は「いいえ、嫌だと思いません」、つまりNoと言わなくてはなりません

例を挙げてみましょう。

Do you mind if I open the window?
-Yes, I do. (mindする、つまり窓を開けてもらいたくない)
-No, I don’t. (mindしない、つまり窓を開けてもいいと思っている)

Do you mind if I smoke?
-Yes, I do. (mindする、つまりたばこを吸ってもらいたくない)
-No, I don’t. (mindしない、つまりたばこを吸ってもいいと思っている)

Yesなのにダメ(=許可をしない)、Noなのにオッケー(=許可する)という(私たち日本人にとっては)なんとも紛らわしい状況ができあがるわけです 最初の例文に戻りましょう。

 Do you mind if I join you?

Yesと答えると、ご一緒しちゃだめという意味になるのはもうお分かりですね。この場合、「どうぞ、どうぞ」は「Yes,Yes」ではありません ニコニコしながら「Yes,Yes」はちょっと不気味です 「もちろん」なんて答えるときにもやっぱり要注意です。Of courseだけだと「もちろん嫌だ」になってしまいます。どうぞどうぞと歓迎したいときには、こんな表現を使います

 (1) No, I don’t mind if you join us.
 (2) Of course, not!
 (3) No, not at all.

(1)はもともとの疑問文に対して忠実な、何も省略しない回答ですが、日常会話では(2)もしくは(3)の方が自然ですね (2)は「もちろん、mindしないよ」つまり「もちろん(かまいません)!」です。(3)は「全然mindしない」つまり「まったくかまわない」転じて「どうぞどうぞ」となるわけです。いずれにしても、どこかにno(not)が入ることに注意してください。

最後に、ここまでの説明が理解できたらTips を。

May I ~? 「~してもいい?」に対して Do you mind if~? を「~しちゃだめ?」と覚えてみて。そうすると、mind を使った質問も「うん、だめ」でYes、「いや、いいよ」でNo となり、ちょっと答えやすくなりませんか

4/8追記
リスナーの nomuraさん から質問をいただきました。
質問
mindの質問に対してyesで答えたい時も、それだと失礼な断り方だと思うのですが、yesでいいのでしょうか?たとえば例に出てる、Do you mind if I open the window? とかに対する適切な答え方があれば教えてください。
お答え
nomuraさんのご質問の通り、yesだけではちょっとぶっきらぼうですね シチュエーションによっていくつも回答例はありますが、無難に使えるのが、
(I’m) Sorry, I’d rather you didn’t.です。
ぜひ覚えてくださいね


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