receptionはレセプション?

月曜日のレッスンで poor reception という表現についてお話しました。今日は reception という単語についてもうちょっと深く考えてみたいと思います。

reception は既に「レセプション」として日本語の中でもそのまま使われています。ですが、英語の reception の意味と外来語のレセプションの意味がぴったり重なるわけではありません。外来語のレセプションは「来賓を歓迎するために催す宴会」あるいは「ホテルや会社などの受付」という意味で用いられます。他方、英語のreceptionの意味はもうちょっと広い。

まず、reception の最も基本的な意味は「受け取ること」です。reception は名詞ですが、「受ける・受け取る」という動詞は receive です。英語では receive をこんなふうに使うこともあります。

We receive guests from all over the world.
「私どもは世界中からお客様をお迎えしております。」

英語ではお客さんを「受け取る」と表現するんですね。で、reception はお客さんをお迎えする「宴会」です。さらに、ホテルや大きな会社では入り口に専用のデスクを設け、そこでお客さんを「受け取り」ます。つまり「受付」です。

何となく歓迎モードな単語にも思われますが、reception には「歓迎」のニュアンスはありません。

I got a cold reception when I came home.
「家に帰ったら家人に冷たくされた。」

Merriam-Webster からの引用なのですが、すごい例文ですよね。家に帰ったのはいったい誰なんでしょう。cold reception は冷遇、冷淡な扱いを意味します。

His book was met with a cold reception.
「彼の本は不評だった。」

こちらの reception は「不評」の意味です。

さて。月曜日のレッスンで用いたセンテンスをおさらいしましょう。

I have poor reception.
「ここは電波が悪い。」

reception には「電波」の意味はありません。あくまでも電波を「受け取る」状況のことであり、正しく言うなら「電波の受信状況が良くない」ということです。問題なく電波を受け取れるなら good reception、うまく受け取れないなら poor reception もしくは bad reception、まったく受け取れないなら no reception です。

There is no reception here.
「ここは圏外だ。」

英語を勉強している皆さん、せっかくですから reception を英英辞典で引いてみてください。できるだけ多くの例文に触れることによって、意味と使い方をしっかりマスターしましょう。

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