recap — おさらい

今週のリスニング・プラックティスではことわざ(proverbs, sayings)を取り上げました。今回はその「おさらい」です。頭の隅に置いておくと、英語でカジュアルな会話をするような場面に遭遇した時、ちょっとした話題にできます。

以前、お酒の席でビールをぶちまけた人がいて、No use crying over spilt beer. と言ったら、それを言うなら milk だろうってことで、その場が持ち直したことがありました。もちろん、もともとは It is no use crying over spilt milk.、「こぼれた牛乳のことを嘆いてみても仕方がない」、いわゆる「覆水盆に返らず」ということわざです。

 ちなみに表題の recaprecapitulate の略で「要約する」という意味です。会議などの終わりに Let me recap. と言えば、「今日の会議のポイントを確認しましょう」という意味になります。ではおさらいを。

  • Practice makes perfect.
     「習うより慣れろ」 直訳すれば、「練習は完全をもたらす」となるでしょうか。「継続は力なり」をあてる人もあるようです。
  • Little by little one goes far.
     「千里の道も一歩から」 go far を直訳すれば「遠くまで進む」。遠くに行くにしても、一歩一歩進む、というニュアンスですね。
  • Rome wasn’t built in a day.
     「ローマは1日にしてならず」 in a day は「一朝一夕に」という意味です。何事も一朝一夕には達成できないということですね。
  • It’s never too late to learn.
     「学ぶのに遅すぎることはない」 これと似たようなことわざに、Better late than never. というのがあります。 never より late の方がまし、つまり、「遅くてもしないよりはまし」という意味です。
  • Different strokes for different folks.
     「十人十色」 人にはそれぞれのやり方がある、ということですね。 So many men, so many minds という言い方もあります。人の数だけ考え方がある、という意味です。
  • There’s no royal road to learning.
     「学問に王道なし」 royal road は「楽な方法、近道」。楽しく、気楽に学ぶことは大切だと思いますが、何事も習得には努力を要するもので、努力というはもともと楽なこととは対極にあるものですよね。
  • Easy to say, hard to do.
     「言うは易く行うは難し」 言うのは簡単だけど、実行するのはたいへん。そのままです。
  • Where there’s a will, there’s a way.
     「為せば成る」 直訳すれば、「意志のあるところに、道は開ける」。英語の学習にかかせないのが、commitment つまり「決意」です。やると決めたらやる、という心意気。精神論はあまり好きではありませんが、やっぱり意志がないと道も開けませんよね。


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