北海道夕張市の財政破綻問題が米国ニューヨークタイムズ紙でも大きく取り上げられました。英語の難易度としてはさすがに少々高いかもしれませんが、たまには辞書を手に奮闘してみるのもいいでしょう。初めから終わりまで全部読解しなくてもかまいません。いくつかパラグラフを選んでトライしてみるのも手です。ここでは6番目のパラグラフからよく使うイディオムをご紹介しましょう。
How closely will Tokyo – which has always bailed out communities and companies – hew to its new policy of weaning rural Japan from the central government.
東京(政府)はこれまで、(窮地に陥った)地域社会や企業を常に救済してきたが、今回、地方を国から自立させるという新しい方針をどこまで徹底させるつもりなのか。
bail out は苦境にある企業や地方自治体を「救済する」という意味のイディオムですが、もともとは事件の被疑者や被告人を「保釈する」という意味です。また bail someone out は「保釈金を払って(人を)拘置所から出してやる」となりますが、転じて、「窮地から救ってやる、見逃してやる、尻ぬぐいしてやる」という意味でも使われます。
I’m not going to bail you out this time!
今度という今度は絶対に助けてなんかやらない!
こんな感じです。映画などでもよく使われる口語表現です。
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