Oh, you shouldn’t have. — まあ、ご丁寧にすみません。

 ”Oops!… I Did It Again” の後半、ブリトニーとマックス・マーティンの台詞が入ります。

Britney: “But I thought the old lady dropped it into the ocean in the end.”
   (でもあれって最後のシーンで老婦人が海に落としちゃったのよね)
Martin: “Well, baby, I went down and got it for you.”
   (ああ、海の底まで行って、君のために拾ってきたのさ)

 この次に来るブリトニーの台詞が “Oh, you shouldn’t have.” なのですが、まずはshouldn’t haveをおさらいしましょう。

基本的には、shouldn’t have + past perfect (過去分詞)で「~するべきではなかった(のにしてしまった)」ということですね。例えば…

 Phew, I shouldn’t have eaten that much.
 (ふー、あんなに食べなきゃよかった)

 You shouldn’t have said that.
 (君はあんなことを言うべきじゃなかった)

 She shouldn’t have married him.
 (彼女は彼と結婚すべきではなかった)

 さて、ブリトニーの “you shouldn’t have” に戻りましょう。彼女はマーティンに「海に潜ってまで拾ってくるべきではなかった」と言っているわけですが、ここでは「そんなことしてくれなくてもよかったのに(そんなことまでしてくれてありがとう)」というニュアンスを含んでいます。
 実はこの “you shouldn’t have”、好意を受けた時、頂き物をした時などによく用いられる表現なのです。例えば、夕食に招いた客がワインを持ってきてくれたとします。こんな時、日本では何と言って受け取るでしょう。「まあまあ、ご丁寧に」とか「あらまあ、こんなお気遣いを頂いて」と言うでしょう? これに当たる表現が “Oh, you shouldn’t have. ” なのです。


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