I’ll level with you — 正直に言うよ

10日に公開された「オーシャンズ13」のメインキャスト、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピット。ジョージ・クルーニーのほうがずーーーっと年上に見えませんか でも、実は46歳と43歳 あまり変わらないんですね ジョージ・クルーニーは実年齢よりも上に見られることが多いらしく、前作「オーシャンズ12」の中には、そのことを揶揄したシーンがあります 面白いシーンなので、今日のレッスンで紹介したシーンと合わせて、checkしてみてくださいね

英文スクリプト
 Today, I am going to talk about the movie “Ocean’s Twelve”, not “Thirteen”, for two reasons. First of all, “Ocean’s Thirteen”, which has been trailered1 a lot on TV, is now in theaters. And secondly, it’s a tribute2 to Matt Damon who recently got a star on the Hollywood Walk of Fame3. According to The Boston Globe, Damon grew up in the Boston area and he is very happy that the Red Sox are in first place so far. Personally, I’m not really keen on4 the Ocean’s series, and not on the Jason Bourne series either, although they certainly helped him move up the Hollywood ladder5. Rather, I like older ones such as Good Will Hunting and the Rainmaker.

 Anyhow, let me give you a phrase to learn. There’s a scene in which Linus played by Damon speaks to Ocean’s wife, Tess, played by Julia Roberts, in a car. There he says to her, “I’m just going to level with6 you.” The word level is now part of Japanese. We say, high level, low level, the same level, or my level or your level. But level is also a verb. And to level means to speak frankly. So, “I’ll level with you” means “I’ll be honest with you” or “I’ll speak frankly7 to you”.

 Well, for me, “Ocean’s” is not really what I call a great movie, but it certainly is a stylish one. Very cool, very Soderbergh. And very expensive, too. Imagine how much would it cost to have Brad Pitt, George Clooney, Matt Damon, Julia Roberts and Catherine Zeta-Jones on one reel. Personally, I’m looking forward to seeing Al Pacino in the third installment8.

スクリプト訳文
 今日は『オーシャンズ12』 ―『13』ではありません― を取り上げたいと思います。理由は二つ。まず、テレビでも予告編が頻繁に流れていた『13』が劇場公開されたこと。もう一つは、最近ハリウッドのウォーク・オブ・フェイムにその名を刻まれたマット・デイモンに対するおめでとうの意味を込めて。ボストン・グローブ紙によると、ボストン近郊で育ったデイモンは、現在レッドソックスが首位に立っていて非常に嬉しいとか。個人的には『オーシャンズ』シリーズも『ジェイソン・ボーン』シリーズも自分の趣味ではないんですが、デイモンにとって、この2作が俳優としての飛躍の足がかりになったのは間違いないでしょう。私としてはもう少し古い作品、例えば『グッド・ウィル・ハンティング』とか『レインメーカー』あたりが好きです。

 まあそれはそれ。次はフレーズの学習といきましょう。デイモン扮するライナスがジュリア・ロバーツ扮するオーシャンの妻、テスに車中で話しかける場面です。ライナスはテスにこう言います。”I’m just going to level with you.” levelは今や日本語としても使われています。例えば、ハイレヴェルとかローレヴェル、同じレヴェル、あるいは私のレヴェル、あなたのレヴェルと言うでしょう? このlevel、動詞としても使われます。意味は「率直に話す」です。ですから、”I’ll level with you”は「あなたに対して正直になる」、「腹を割って話す」という意味になります。

 個人的に言えば、『オーシャンズ』は素晴らしい映画とは言いかねますが、確かにスタイリッシュな作品ではある。とってもクールだし、とってもソダバーグっぽい。それに、とっても高価でもあるでしょう。なにしろブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタジョーンズらが1本のリールに勢揃いしているわけですから、いったいいくらかかっているんでしょうね。ワタクシ的には3作目に出てくるアル・パチーノに期待したいところです。

レッスン
I’ll level with you.
「正直に言うよ。」

出典
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  1. trailer:[名][映画の]予告編:[動]予告編を見せて宣伝する
  2. tribute:感謝や賞賛のしるし、トリビュート
  3. Hollywood Walk of Fame:ハリウッド大通りの一部で、功績を認められたスターの名を刻印した星形のプレートが埋め込まれている。fameは「名声」。各界の功績者を称える殿堂をHall of Fameという。
  4. be keen on~:~に夢中である、~に乗り気である
  5. move up the ladder:昇進する、出世する[ladder:はしご]
  6. level with~:~に正直に話す、腹を割って話す
  7. frankly:率直に、ざっくばらんに
  8. installment:連載・シリーズなどの1回分

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