『ミリオンダラー・ベイビー』、ご覧になりましたか ボクシングを題材に〈尊厳死〉を見つめるというとてもヘヴィーな作品ですが、じっくり見てみる価値はあるかと思います
さて、ボクシングの話題が出たところで、このスポーツに由来するイディオムを一つご紹介しましょう 起源については別の説もあるようなのですが、私が知っているのは「ボクシング由来説」です。
対戦者に一発喰らってマットに沈んだあなた レフェリーがカウントをとります。ワン、トゥ、スリー… ううう、ここまでかっ と思いきや、カウント8でカンカンカンカンッ ふー、あぶなかったぜ
この「ふー、あぶなかったぜ」的シチュエーションがまさしく saved by the bell、「ゴングに救われる」です 転じて、「危機的状況にある時、あるいは恥を掻きそうな時に、何か突発的な事件が起こり、土壇場で救われること」を意味するようになりました。
いつもお世話になっているイディオム辞典には次のような事例が出ています。
My sister was just about to show everyone an embarrassing picture of me when I was saved by the bell. The lights went out.
(妹が私の恥ずかしい写真をみんなに見せようとしていたのだけれど、土壇場で助かった。突然、電気が消えたから。)
例えば、あなたは大学生で、明日はゼミの研究発表があります。でも準備がまだできていない… このままでは単位を落としてしまいます 困りました そこへメール が。「明日のゼミは教授の都合で休講になりました」 さあ、ここであなたは何と言う
I’ve got saved by the bell!
(助かった…)
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