monkey business — お猿の商売?

月曜日のレッスンでお気に入りのイディオム辞典を取り上げた際、この辞典の表紙に電話中のお猿のイラストがあるので「モンキーブック」 と呼んでいるとご紹介しました このお猿のイラストに対応するイディオムがmonkey businessです そのまま訳せば「お猿の商売」ですが、これで「インチキ、ズル、不正行為」という意味になります

 I think he’s up to some monkey business.
 「彼は何やら怪しげなコトをたくらんでいるようだ。」

monkey businessにはもう一つ別の意味があります。「悪ふざけ、いたずら」という意味です。例えば小学校の運動会の練習を想像してみてください。玉入れ競技の練習をしなくちゃいけないのに、子どもたちは雪合戦ならぬ玉合戦を始めてしまいます そこで担任の先生は両手を腰に当ててこう言います。「ほらみんな、ふざけてないで、さっさと練習を始めましょう 」 英語ではこんな感じでしょうか。

 Kids! We have no time for monkey business!

直訳すれば「悪ふざけの時間はありません」ですが、このシチュエーションに合う訳文を皆さんも考えてみてください。けっこう楽しいですよ 文脈ごと覚えれば、フレーズそのものもしっかり頭に入るでしょう。私なら「まじめにやんなさいっ 」かな。

ちなみに件のイディオム辞典にはこんな説明がありました。

A student could be sent to the principal’s office for monkey business, and a politician can be sent to jail for monkey business.
(学校の生徒が悪さをすれば校長室送りになり、政治家が悪さをすれば刑務所送りになる。)


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