「寝耳に水」に続き「鬼に金棒」と考えたのですが、これに相当する英語の慣用句が思いつきません 辞書 を引けばいくつかそれらしいものが出てきますが、実は知らないのばっかりでした。とはいえ、ことわざを知らなくても「鬼に金棒」的なシチュエーションを英語で表現することはもちろん可能です 例えばこんな感じ。
With her support, they can’t lose.
「彼女の助けがあれば、負けようがない。」
If we join forces, our success is a sure thing.
「僕たちが一致団結すれば、成功したも同然だ。」
あくまでも個人的な意見なのですが、知らないことわざを無理に、あるいは無闇に使うことはあまりお奨めできません 例えばですね、日本のことわざに「猿も木から落ちる」、「弘法も筆の誤り」、「河童の川流れ」というのがあります。どれも「その道の達人と言われる人でもたまには失敗する」という意味ですが、あなたの恩師が何か失敗したときに、猿とか河童にたとえるのはあまりにあまりですよね ここはやっぱり弘法でしょう。英語にも同様のケースがあるかもしれないと考えると怖いかなあと思うのです。
例文中のjoinは「結合する」、forceは「力」、join forces with~で「~と提携する、スクラムを組む」という意味になります sure thingは「確実なこと」です。ちなみに、カジュアルな会話で「これやってくれる 」なんて頼まれて、「もちろん 」とか「いいとも 」と答えるときにも “Sure thing!” が使えます。けっこう便利なので覚えてね
ところで表題のicing on the cakeですが、実は「鬼に金棒」で真っ先に思い浮かんだのがこのイディオムでした。美味しそうなケーキの上にきれいなアイシング1。嬉しいこと、良いことが重なるさまを、英語ではicing on the cakeと表現します 盆と正月が一緒に来たよう2な感じでしょうかしら。「鬼に金棒」とはちょっと違いますけどね。
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