No wonder — どうりで…

いよいよ今月末にせまった第80回アカデミー賞の主演男優賞にノミーネートされたジョニー・デップ。今日はティム・バートンとの出会いを果たした名作『シザーハンズ』からのレッスンです。
映画に出てくるトッピアリー1は、コスタリカのサルセロという町にある広場で実際に見ることができます すごくステキな広場です もしもコスタリカに行く機会があったらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

英文スクリプト
 I’m sure you’ve seen the trailer of “Sweeney Todd” on TV once or twice or even more times. Looks scary, doesn’t it? As you probably know, this is Johnny Depp and Tim Burton collaboration; the sixth movie as a matter of fact for Johnny to partner with Tim; and the third time to receive an Oscar nomination, after “Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl” in 2003 and “Finding Neverland” in 2004. Third time’s a charm2? I do hope so for him.

 Among the six Burton/Depp movies, I like “Edward Scissorhands” the most. I reviewed it recently and it was as weird3 but touching4 as ever. And I saw Winona Ryder there. Some years ago, she was so popular, although I haven’t seen her much on the major screen these days.

 Now, the phrase I’ll quote from this movie is the one said by Peg, the mother of the Boggs family who takes Edward home from the mansion5 on the hill.

 In the movie, Winona Ryder’s or rather Kim’s boyfriend, Jim, gets Edward to rob6 his own house and Edward gets arrested7. After he’s released, the Boggs family tries to help him learn right from wrong. But Kim and her younger brother aren’t very helpful. Then, Peg says, “No wonder8 poor Edward can’t learn right from wrong.”

 ”No wonder” means not surprising. Let’ say, you drank a lot and the following morning, no wonder you’ve got a headache. Another example would be: Your friend Mary’s got a new boyfriend. You may say, “Oh, no wonder she stopped calling me for complaints”. It’s easy and simple, but a very useful expression.

スクリプト訳文
 新作映画『スウィーニー・トッド』の予告編、テレビで観たことありますよね。一度や二度ならず、もう何回も観ていることと思います。けっこう怖そうです。ご存知の通り、ジョニー・デップとティム・バートン監督のコラボレーションです。二人がタッグを組むのはこれで6作目。また、ジョニーのアカデミー賞ノミネートは、2003年の『パイレーツ・オブ・カリビアン~呪われた海賊たち』、2004年の『ネバーランド』に続き、今作で三度目です。三度目の正直やいかに? 是非とも受賞してほしいものです。

 6作品の中で一番好きなのが『シザーハンズ』。最近、もう一度観る機会がありました。異様ではあるけれど、やはり感動的な作品です。そういえば、ウィノナ・ライダーも出てますね。最近話題作ではあまりみかけませんが、一昔前はけっこうな人気でした。

 さて、この映画からご紹介するフレーズは、ボッグズ家の母親で、エドワードを丘の上のお屋敷から連れてきたペグのセリフです。

 映画の中で、ウィノナ・ライダー、というか彼女演じるキムのボーイフレンド、ジムが、エドワードをそそのかして強盗に荷担させ、エドワードは逮捕されてしまいます。釈放後、ボッグズ家の面々はエドワードに善悪を教えようとしますが、キムも弟も良い手本とはなりそうもない。そこでペグが言います。「可哀想に、エドワードが善悪を覚えられないのも無理はないわ」

 No wonderは「~なのも驚くようなことではない(不思議・無理はない)」という意味です。例えば、あなたは夕べ、ぐでんぐでんになるまでお酒を飲みました。「これじゃあ二日酔いもしかたがない」 あるいは、女友達のメアリーに、最近新しいボーイフレンドができました。あなたはこう言うかもしれません。「どうりで、最近、愚痴の電話が来ないとおもったら…」 簡単でシンプルながら、とても使いでのあるフレーズです。

レッスン
No wonder you’ve got a headache.
「頭痛になるのも無理はない。」

出典
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  1. トッピアリー:装飾的に刈られた庭木のことで、動物とかアーチ型とかにきれいにカットされている
  2. Third time’s a charm:三度目の正直
  3. weird:奇妙な、不気味な、異様な
  4. touching:感動的な
  5. mansion:大邸宅、屋敷
  6. rob:盗む、強盗に入る、奪う
  7. get arrested:逮捕される
  8. no wonder:どうりで~なわけだ、~なのも無理はない

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