カタカナ語のワナ

日本語にはカタカナという便利な文字があるので、ついつい、英語の音をカタカナに置き換えて考えてしまいがちです。でも、カタカナはほとんどが母音(ア・イ・ウ・エ・オ)で終わるので、子音で終わる英語をカタカナで置き換えると、「似て非なる言葉」になってしまいます

例えば、rest room。カタカナ語ではレスト・ルームですね。
それぞれ、発音記号にしてみましょう。

rest room[rest ru:m]
レストルーム[lesuto lu:mu]

発音記号で見てみると、似て非なることが一目瞭然です。rとlの違いもありますが、tやmの音母音はつきません
レストランで where is the レスト・ルーム? とたずねても、多分、店員さんはキョトンとするでしょう。それは「餡子(あんこ)」が「鮟鱇(あんこう)」になってしまうようなものです

rest roomをあえて発音記号に近いかたちでカタカナにすると、
 ゥレストゥ・ゥルー
といったところでしょうか。

もうひとつ、発音のポイントがあります ゥレストゥ・ゥルー。 restの t の音を発音した後、一旦区切って r の音を発音しようとすると、なかなかスムーズに発音しにくいんです。そんな場合は、便宜的に区切る場所を変え、 res-troom で考えましょう [tr]の発音なら、tree や true と同じで簡単に発音できるはず。トゥリー、トゥルー。

というわけで、rest roomは ゥレストゥ と発音すれば、バッチリです
では、旅行先でよーーく使うフレーズをひとつ。

Where is the rest room?
(トイレはどこですか?)

そのほかにも
onion[]
animal[]
water[]
など、カタカナ語では通じない単語はたくさんあります。
英単語の勉強というと、つづりや意味の暗記で終わりがちですが、英会話では音は大事 ぜひ、発音記号もマスターしてくださいね


このコンテンツについてコメントする(質問もこちらへ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です