ballpark figure — だいたいの数字

今日のフレーズは ball つながりで ballpark figure にしましょう。いかにもテキトーに選んでるようですが 、とってもよく使う表現なので是非覚えてください

ballpark は野球場のこと。日本人大リーガーも今や珍しい存在ではなくなり、ボールパークという言葉もよく知られるようになりました。この ballpark には「野球場」の他に、「おおよその、だいたいの」という意味もあります。ballpark figureで「だいたいの数字」です。ビジネスシーンでもよく使われます

例えば、あるプロジェクトの予算や人員を訊ねる時に、「確実な金額や人数でなくても、ざっくりした数字でいいから教えてくれ」ということがありますね。こういう時に ballpark figure を用いるわけです。

 Give me a ballpark figure.
 (ざっといくらくらいかかるんだい?)

 That’s just a ballpark figure.
 (その数字は概算です。)

最初の例文では金額を訊ねる訳文になっていますが、もちろん人数など、金額以外の数量にも使われます ballpark figuresと複数形で使うこともできます。

語源については諸説あるようです。宇宙開発に関連して1950年代に生まれた造語だとする説、野球場の観客動員数の発表にまつわる慣用句だとする説等々。ちなみに私の慣用句辞典では、「野球の試合で観客数をアナウンスする際、大雑把な数字を発表していた昔の習慣を起源とする」説を採用しています。

ちなみに figure の発音は、[ / ] です。
カタカナ語では「フィギュア」と書くことがありますが、あえて発音記号に近いかたちでカタカナにすると「フィギャ/フィガ」です。発音するときは気をつけましょう


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