以前のレッスンで sorry for someone というフレーズを取り上げました。意味は「(人のことを)可哀想に思う」。ではこのsomeone の部分に oneself、つまり自分自身を置いて feel sorry for oneself としたらどうなるでしょう
そのまま「自分自身のことを哀れに思う」となります。辞書には自己憐憫なんていう難しい言葉が出てくるかもしれません。深刻な場面でも使われるし、「いじける、ひがむ」といった訳語が相応しいようなケースもあります。言うまでもないんですが、oneselfは主語に合わせてmyself、yourself、himselfなどに変化しますので気をつけてくださいね。
Don’t feel sorry for yourself.
直訳すれば「我が身を哀れに思うな」です。「どうせ私なんか…」という人に、「いじけるな、ひがまないでよ」というときにもこのフレーズを使えます。何か悩みごとがあって、ブチブチ不満を言い立てている人なら、「くよくよするなよ」みたいな感じでしょうか。
I wonder why this is all happening to me?
I’m beginning to feel sorry for myself.
「なんで私ばっかりこんな目に遭うのよ。我が身が哀れになってくるわ。」こんなシチュエーション、けっこうありませんか? 英語にすると上のようになります。「我が身が哀れになってくる」を「まったくいやになっちゃうわ」くらいに意訳してもおもしろいですね。
(突然ですが)さて問題です。feel sorry forは動詞一語に置き換えることができます。ちょっと難易度の高い問題ですが、使用頻度もけっこう高いんですよ。分かるかな?
Don’t feel sorry for yourself.
Don’t ( ) yourself.
●答え : pity
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