It’s all up to you. — すべては君次第

『暴力脱獄』で、ルークたち囚人が刑務所に移送されてくるシーン。所長が服役中の心得というか、訓辞をたれる場面があります。「私が君らに対して寛容に振る舞うも無慈悲になるも、すべては君ら次第だ」と言います。このように判断を相手に任せる、相手に決断を促すときに用いられる慣用句が be up to someone です よく使われます。知ってるよ、という方もいらっしゃるでしょう。

例文をいくつか。

It’s up to you.
(あなた次第だ、決めるのは君だ。)

It’s up to him to go there or not.
(行くか行かないかは彼次第、決めるのは彼だ。)

It’s up to you to keep your house safe.
(住居を安全に維持するのはあなたの責任だ。)

どんな決断にも責任が伴いますから、この責任とか義務のニュアンスが強く出る場合もあります。特に三つ目の例文。鍵を二重にするとか、防犯ベルを設置するとか、戸締まりはきちんとするとか、あなたの判断次第で住む家が安全にもなるし、不用心にもなるということです。

友だちと服を買いに行くときなど、「ピンクとブルーとどっちがいいかな」、「私はピンクがいいと思うけど、着るのはあなたなんだから…」なんてシチュエーション、よくありますね 短くて簡単で日常生活で使えるたいへん身近な慣用句です。是非覚えて使ってください


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