国会論戦 が始まりました。鳩山さんの「あなたに言われたくない 」には笑った そりゃそうだ。かく言う私も、たびたびこのフレーズが思い浮かびました。「よく言うよ 」です。
英語で何ていうか忘れちゃった皆さん、せっかくなので復習してね。
さて、今日は kaori クンがネタを提供してくれました。「戦う幌馬車」という古い映画 を見ていたら、こんな会話 が出てきたそうです。
「あいつはおまえの友だちか?」
「まあそんなところかな」
で、この返事の部分、英語では more or less だったそうで、「これ、おもしろいな 」と思ったそうな。
この more or less はけっこう知られたイディオムじゃないでしょうか 学校では「多かれ少なかれ」と習いますね この日本語にしても、いったいどっちなんだっ と言いたい気もするんですが、まあ「多少の差こそあれ」ということなのでしょう。
英語の辞書 を引いてみるとこんな定義が出ています。
approximately おおよそ
essentially or basically 基本的に
(of quantities) imprecise but fairly close to correct
(数量に関して)正確ではないが、正しい数値にごく近い
to some extent; somewhat ある程度、いくらか
事例をいくつか見てみましょう。
This container holds 3 gallons, more or less.
「この容器はおおよそ3ガロン入る。」
She seemed more or less familiar with the subject.
「彼女はこの件に関してある程度は知っているようだった。」
We came to more or less the same conclusion.
「私たちは多少の差こそあれだいたい同じ結論に達した。」
冒頭の「まあそんなところかな」ですが、推察するに、胸を張って「そうだ、オレのダチだ 」と言える状況ではなく、「友人と言われても困るが」とか「友人というほどのものではないが知らないわけでもない」みたいな感じだったんだと思います。それで more or less、「ま、そんなもんかな」という返事になったのでしょう
Did you know that?
「知ってたのか?」
More or less.
「ある程度はね。」
こんなふうに質問に対する答えとしてもよく使われます ただし、正確な答えが分かっているときは、正確に答えましょうね
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