今日はリスナーの Happiest-Ocean さんからコメントをいただいたご質問にお答えします
質問
毎回、楽しんで勉強させていただいています。今回の make sure は「~を確実にする。」という意味でしたが、辞書の意味のとおりに「~を確認したいです。」と言いたいときにも、make sure は使えるのですか?それとも、ネイティブの人は、違う言い回しをするのでしょうか?
お答え
make sure はもちろん辞書 に載っている通り「確認する」という意味で使われます。また日本語の「確実にする」と「確認する」は同じ意味と考えてよいケースも多いでしょう。要は確かめる内容によっていろいろな言い回しがあるということです make sure を使うこともあれば、違う言い回しすることもあります。数学ではありませんから、日本語の表現ひとつに対して英語の表現ひとつが相当するわけではありません。
例えば、商談の相手が少々複雑な条件について説明したとしましょう。
私はこう言います。
I have a couple of questions for clarification.
I think I understand but I want to make sure I do.
clarification は不明な点などを『明確化』することです。したがって最初の文章は「明確化するためにいくつか質問がある」という意味です。次の文章は「おそらく理解しているとは思う」で、but以降は「でもやっぱり私が理解していることを確実にしておきたい」となります。自然な日本語にすると以下のようになります。
確認のためにいくつか質問させてください。
理解しているとは思うのですが、一応確認しておきたいと思います。
仕事柄、英文でビジネスメール をやりとりします。相手方に文書を送り、「ご確認のうえ、ご意見いただきたく」なんて文面はよく使います こんなときは文末にこう付け 加えます。
Please review and advise.
review は「点検する」、advise は「助言する」です。「内容を点検して(=確認して)、意見を言ってください」ということですね
あるいは友人から電話が来て「今、メール 送ったんだけど、届いてる 」なんて訊かれるかもしれない。これは「メールが届いたか確認してください」という意味ですね。これにはこんなふうに答えるかもしれません。
Oh, you did?
Let me check.
最初の文章は「え、メール送ったって 」と訊き返しています。次の文章は「どれ、見てみるね」といったニュアンスです。直訳すれば「確認させてください」です
このように「確認したい」というときに make sure を使うこともあるし、別の言い方をするケースもあるのです
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