I can’t stand him! — ヤツには我慢ならない!

伝説の料理家ジュリア・チャイルドは夫の赴任先のパリで料理学校コルドン・ブルーに通います。いざ卒業試験というときに、事務員の女性が何かと嫌がらせ をするんですね もちろん、ジュリアはおもしろくない 知り合いの女性たちにぶちまけます。

“She is almost the only person in the world I can’t stand!”

文法的に説明しますと

まず She is almost the only person in the world は「彼女はほぼ世界で唯一の人間だ」です。では唯一どんな人間なのでしょう。これを説明しているのが後ろの部分の (that) I can’t standです 関係代名詞 that が省略されており、the only person を修飾しています。I can’t stand は「耐えられない、我慢できない」です。全体では「彼女は私が我慢できないほぼ世界で唯一の人間です」となります もっと分かりやすい日本語にするなら「彼女にはどうにも我慢がならない」といったところでしょうか

このように stand には「我慢する、耐える」という意味があるのですが、この意味で使われるのは基本的には否定文です ここでは次の2つの例文をそのまま覚えておきましょう

I can’t stand it.
「それには耐えられない。」

I can’t stand him (her).
「彼(彼女)には耐えられない。」

要するに耐えられないほど嫌い、気にくわないってことですね ちょっとネガティブな表現ではありますが、日常会話では非常によく使われます。


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