月曜日のレッスンでお話した通り、「経験(~したことがある)」について語るとき、英語では現在完了を用います。ウェブでこれをたいへん分かりやすく説明した文献を見つけましたので、教材として引用させていただこうと思います。
The present perfect tense has a number of uses.
1.We use it to talk about experience.
* I’ve worked in 6 different countries.
* Have you ever been to Australia?
* She’s won many awards for her books.
When these things happened is not important – the focus is on the action/state, not when it happened.
まず present perfect は現在完了のことです。この現在完了にはいくつかの使い方があると言っており、その1つめがto talk about experience、「経験について語る」なのですね。例文が3つ掲げられています。簡単な文章ですので皆さん、自分で訳してみましょう
学校で習った通り、現在完了形を用いるときには「時」を特定しません この文献にもあるように、When these things happened is not important、「いつこれらの物事が起こったのか、それは重要ではない」からなのです。focus、つまり重要なポイントは action や state なのであって、when it happened、いつ起こったのか、ではありません
NB If we say when we had the experience, we must use the past simple.
* I’ve visited Russia several times.
* BUT I visited Russia for the first time in 1992.
経験した時を特定するなら、past simple、単純過去を使います。上の例文にはその違いがよく現れていますね。「何度かロシアに行ったことがある」 いつ行ったのかは別として、行ったことがあるという経験を語っているため、最初の文章では完了形が使われています。「でも最初に行ったのは1992年です」と、最初に行った特定の時に言及するため、2番目の文章では過去形が使われているのです
We can never use the present perfect with a time in the past.
× I have been to Spain in 2002.
現在完了は過去の時を表す文言といっしょには使えません 「2002年にスペインに行ったことがある」 日本語では普通に使われる表現なのですが 、英語では「2002年にスペインに行った」と単純過去を用います
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