カタカナの「リーズナブル」はほとんどの場合、価格に関する形容詞として使われます。「リーズナブルなお値段」と言えば、「手頃な価格」という意味ですね。一方、英語の reasonable は「理にかなった」という意味で、価格はもとより、人や物事が「法外でない、これなら納得できる」という範囲内にあるとき、これを reasonable と表現します
例えば、The Free Dictionary の reasonable の項にはこんな事例が出ています。
- Capable of reasoning; rational: a reasonable person.
- Governed by or being in accordance with reason or sound thinking: a reasonable solution to the problem.
- Being within the bounds of common sense: arrive home at a reasonable hour.
- Not excessive or extreme; fair: reasonable prices.
a reasonable person と言えば、訳の分かんないこと を言ったりやったりしない人のことです 「道理をわきまえた人、無茶を言わない人」ですね
a reasonable solution to the problem は「問題に対する合理的な解決策」です 金銭的あるいは技術的に、これならまずまず妥当だな、筋が通るな、と思える解決方法ということです。
arrive at a reasonable hour は「適当な時間に帰宅する」ですね ここで言う「適当」はちゃんとした時間、それなりの時間です。おうちの人がみんな寝静まっちゃった真夜中過ぎは帰宅時間としては reasonable ではありません
もうひとつ。これは日常会話でよく使われる表現ですので、まんま覚えちゃいましょう
Be reasonable!
これで「無茶言うな 」という意味です
Merriam-Webster にはこんな例文が出ていました。
Please be more reasonable. There is no way I’ll be able to finish all this work in so little time.
もうちょっと考えてものを言ってね こんな短期間でこれだけの仕事を終えられるわけがないでしょ と、こういう意味のセンテンスです
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