勘定は部屋に付けてください – Charge it to my room, please.

ホテルに宿泊中、館内のレストランで飲食したり、売店で物品を購入したりします。あるいはエステやジムを利用することもあるでしょう。代金は現金払いにしますか?それともクレジットカードで決済しますか?あるいは「部屋付け」という方法もあります。伝票に部屋番号を書いて署名し、チェックアウトの際にまとめて決済する仕組みです。

部屋付けにしてほしいとき、英語ではこう言います。

Will you charge it to my room, please?

「部屋付け」の「付け」は飲み屋の「ツケ」と同じです。ま、今時「ツケ」で飲む人なんていないかもしれませんが、英語の charge はまさに「付け払い」を意味するのです。そして付け払いとは、買い物の代金を都度即金で決済せず、帳簿に「付け」ておき、後日一括して支払う仕組みのことを言います。これってつまり、クレジットカード払いのことですよね。

というわけで、月曜日のCash or charge? は「即金か、それとも付け払いか?」という問いであり、これに charge と答えることは「クレジットカードで払う」と同義になるのです。

I’ll charge it to my credit card.

部屋付けの例文では「you(このケースではホテルやレストランなど)」が主語ですが、上の英文のように「I(払う本人)」が主語になることもあります。これで「クレジットカードで払います」という意味になります。

Longman の英英辞典にはこんな例文がありました。

How would you like to pay?
I’ll charge it.

「お支払はどうなさいますか?」「カードで。」みたいなやりとりですね。

もうひとつ、charge は「代金や料金を請求する」という意味でも使われます。いくつか例文を掲げますので使い方のコツをつかんでください!

They charge a fee for late payment.
「支払が遅れると延滞金が発生します。」
(彼らは支払遅延に対して手数料を請求する。)
The shop charged $100 for repairs.
「修理代に100ドル取られた。」
(店は修理代として100ドルを請求した。)
They charged me $500 to fix the engine.
「エンジンの修理に500ドルかかった。」
(彼らはエンジンの修理代として私に500ドルの支払を求めた。)


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