虫歯ができたときにはどうするか?月曜日のレッスンでこう言いました。
Go to the dentist. Have your cavity filled.
今日はこの「have+目的語+過去分詞」の構文を復習しましょう。
英語ではこの構文で「させる、される、してもらう」を表現します。最も代表的な英文例がこれです。
I had my hair cut.
私は髪を切るときは美容室に行きます。自分で切ったりしません。読者の皆さんも散髪は床屋とか美容室とかにお任せすると思います。つまり、「髪を切った」というとき、散髪という行為を行うのは美容室に行ったあなたではなく、美容師さんなんですね。あなたはあくまでも美容師さんに髪を「切ってもらう」のです。
BBC World Service の Learning English ではこの構文について「常に受け身の意味を持ち、受動態の代わりに用いられることもある」と説明しています。確かに上の例でも主語である「私」は「髪を切られた」のですから受け身です。ただし、日本語では「美容院で髪を切られた」とは言いません。たとえ自分で切ったのでなくても「昨日、美容院で髪を切った」のように言います。反対に、英作文するときにも注意が必要です。「髪を切った」をそのまま I cut my hair とすると、自分でハサミを持ってチョキチョキ切ることになります(^^;)
この構文を用いた英文例をもういくつか掲げましょう。
I want to have my kitchen remodeled.
「キッチンをリフォームしたいな。」
I had my blood tested.
「血液検査を受けた。」
I had my cavity filled.
「虫歯を治療してもらった。」
He had his bicycle stolen.
「彼は自転車を盗まれた。」
キッチンの例文は、自ら工具を使ってリフォームするわけではなく、あくまでも業者さんにリフォームしてもらうことを意図しています。血液検査の例文も同じ。自分で採血して検査するのではなく、検査してもらいます。日本語にはない構文なので、ちょっと使いづらいかもしれませんが、英語ではごく普通の表現方法です。習得するというより慣れるほうが良いと思います。皆さんも自分でいくつか例文を作ってみてくださいね(^^)/
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