勘違い – You must be mistaken.

先週、no offense / none taken のお話をしたさい、こんな例文を用いました。

No offense, but I think you’re mistaken.

今日はこの be mistaken についてお話したいと思います。

まずは基本の形。

You are mistaken.

これで「あなたは間違っている、勘違いしている」という意味になります。基本の形として覚えておくと便利です。それでは実践的な例文をいくつか掲げましょう。

You must be mistaken.
「君の勘違いだと思うよ。」

直訳すれば「あなたは間違っているに違いない」でしょうか。このセンテンスを見てネスプレッソのコマーシャルを思い出す人もいるかもしれません。「あ、もしかしてジョージ・クルーニーさん?」「まさか。君の勘違いだと思うよ。」というあのやり取りですね。

I may be mistaken, but I think we’ve met before.
「私の思い違いかもしれませんが、以前どこかでお目にかかっていると思います。」

日本語でもちょっと自信のないことを言うとき、「私の記憶違い、勘違いかもしれないんだけど」って前置きしますよね。英語ではこう表現します。覚えておくと便利かもしれません。

I think Bob’s got a thing for you, if I’m not mistaken.
「ボブはあなたに気があると思う。私の思い違いでなければね。」

if I’m not mistaken あるいは unless I’m mistaken で「私の勘違い、思い違いでなければ」という意味になりますが、このフレーズの用法についてMacmillan Dictionaryは次のように説明しています。

used for politely saying you are certain that you are right about something

つまり英語の世界では、「自分の言っていることは絶対に正しいと思うのだが」を丁寧に言うと「私の思い違いでなければ」になるわけです。

私がしばしばおじゃまする英語の学習サイトEnglishClubでも同じように説明しています。例文もいっしょにご紹介しましょう :パー:

unless I’m mistaken or if I’m not mistaken:
This is a polite thing to say if you’re sure what you’re saying is correct.

“Isn’t Sydney the capital city of Australia?”
“Unless I’m mistaken, I think it’s actually Canberra.”
「オーストラリアの首都ってシドニーだっけ?」
「私の思い違いでなければ、キャンベラじゃないかな」

「キャンベラだ」と言っている人は「キャンベラに間違いない」と思っているのですが、つまりそれは相手の間違いを指摘することにもなりますから、ここは相手の気持ちを慮って「私の思い違いでなければ」「間違ってるかもしれないけど」と付け加えているんですね。こちらも是非覚えておきたい会話のテクニックです(^_^)v


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