Let meの使い方 – Let me help you.

月曜日のレッスンで let me get the door for you という表現をご紹介しました。今日は let me の使い方をおさらいしましょう。

let は「~させる、させてやる」という意味の動詞で、学校では使役動詞のひとつとして習うかもしれません。英英辞典を引くと not prevent、allow 、to give permission などと定義されています。つまり使役と言っても何かを無理矢理させることではなく、誰かが何かをすることを「妨げない」、そうする「許可を与える」ということなのです。

基本の形は”let 誰々 do 何々“、これで「誰々に何々させる」という意味になるのですが、今回は Let me + 動詞の原形 に絞ってお話します。「私に~させて(ください・くれ)」と言いたいときに使うのですが、日本語にするときはちょっと工夫が要ります。

Let me help you.

「私にあなたを助けさせよ」なんて言いませんよね(>_<) 例えば、あなたの隣でお友だちが困っている。ビンのふたが開かない、家電製品の取説が理解できないなどなど。さて、そばにいるあなたは何と言うでしょう。「どれ、私がやってあげる」とか「ちょっと貸してみて」ですよね。英語ではこの表現が使えます。

Let me know.

「日程が決まったら知らせてね」なんて言うときの「知らせてね」がこれです。know は「知る」という意味で、「知る」のはあなたです。 know に「知らせる」という意味はありませんし、「知らせる」のはあなたではありません。それでも自然な日本語は「知らせてください」です。相手が知らせてくれることによって、あなたが「知る」んですね。

Let me see.

これも上の例と同じです。see は「見せる」ではなく「見る」ですが、「私に見ることをさせて」ですから「(私に)見せて」という意味になります。see には「考える」という意味もあります。誰かに「これについてどう思う?」と訊かれた場合などに「うーん、そうだねえ」と考えるとき、Let me see とつぶやいたりします。

Let me give you some examples.

私が月曜日のレッスンでしばしば使う表現です( ´艸`) 「(私に)事例をいくつか挙げさせてください」 訳文はこのままでも使えますが「事例をいくつか挙げましょう」とかもっと短く「例えば」とすることもあります。

Let me…は日常会話で非常によく使われます。使役動詞なんて言われるとちょっと尻込みしてしまうかもしれませんが、この表現をさらっと使えるようになると、あなたの「英語気分」はぐんとアップすると思いますよ(^^)


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