気温 – temperature

「暑い」つながりで「気温」の話です。

気温は英語で temperature。気温に限らず、温度も体温も temperature です。Macmillan の定義を見てみましょう。

1. a measurement of how hot or how cold a place or object is
2. the measurement of how hot your body is

場所、物体、身体の熱さや冷たさを表現する単位。まさしく気温、温度、体温ですね。

さて。英語の名詞には数えられる名詞と数えられない名詞があります。数えられる名詞を可算名詞といい、数えられない名詞を不可算名詞といいます。temperature はどうかと言うと、countable/uncountableとなっています(^^;) 可算としても不可算としても使われるということですが、可算と言われると、えっそうなの? と思わないでもない。でも英英辞典の例文を見ると、不定冠詞「a」の付くケースや複数形で使うケースも確かに出てきます。こんな感じ。

(1)
It’s stopped snowing here but the temperature is still minus three.
「雪は止んだが気温は依然マイナス3度だ」
(2)
The weatherman predicted unusually low temperatures for the area.
「気象予報士はこの地域では異常なほどの寒さ(低い気温)を予測した」
(3)
Water boils at a temperature of 100℃.
「水は摂氏100度で沸騰する」
(4)
The seeds should be stored at low temperatures.
「この種子は低温で保存してください」
(5)
Heat the oven to a temperature of 200℃.
「オーブンを200度に温めてください」
(6)
The temperature in New York dropped to minus 10℃ last night.
「昨夜、ニューヨークの気温はマイナス10度まで下がった」
(7)
The refrigerator keeps your food at a constant temperature.
「冷蔵庫は食べ物を一定の温度に保ちます」

上の英文はいくつかの英英辞典から拾ってきたものです。こうしてみると、使い方によって分類することができるようです。

例えば、(1)と(6)は「気温は○○度だ」と言っており、どちらも定冠詞 the が付いています。(1)は地名こそ出てきませんが、ある特定の場所の気温について言及していることは自明です。(6)はニューヨークの気温と明確に限定しています。それで定冠詞が付いているのでしょう。

(2)と(4)も同じ使い方です。どちらも偶々「低い温度」となっていますが、同じというのはもちろんそこではなく、temperatures と複数形になっているところです。「この地域にしては寒い(低い温度)」も「低温で保存」も厳密に何度というわけではなく、ある程度幅のある表現です。それで複数形を使っているのですね。

(3)と(5)。この際、なぜこの場合冠詞の「a」が付くんだろう?なーんてことは考えなくてよいと思います。「気温100度(100度という気温)」、「温度200度(200度という温度)」というときにはこういうふうに言えばよいのです。

(7)は具体的に何度と言ってはいませんが、10度なら10度、15度なら15度という「一定の温度」なので a temperature となっているのだと思います。

辞書を引き、例文を読んでみる。面倒な作業ではありますが、必ず英語力アップにつながる作業です。皆さん。面倒がらずに辞書を引きましょうね(^_-)


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