先週、先々週のティータイム<で目的語に動名詞を取る動詞として justify や enjoy をご紹介しました。
「止める」という意味の stop も justify、enjoy の仲間なのですが、stop の後に不定詞が来ることもあり、その場合、意味は動名詞のときと異なります。異なるというより、しばしば反対の意味になるので特に注意が必要です。これを機におさらいしておきましょう。
He stopped smoking.
「彼は煙草を止めた(禁煙している)。」
He stopped to smoke.
「彼は煙草を吸うために立ち止まった。」
片や禁煙、片や喫煙。まったく逆です。stop smoking の smoking は「何かを止める」の「何か」にあたる目的語です。「煙草を吸うことを止める」わけですね。対して不定詞は「何をか行うために立ち止まる、手を止める、今やっていることを中断する」という意味になります。
例文をもういくつか。
Let’s stop thinking.
「考えるのは止めにしよう。」
Let’s stop to think.
「今やっていることを中断して、よく考えよう。」
Let’s stop drinking.
「お酒は止めにしよう。」
Let’s stop to drink.
「ここでお酒を飲んでいこう。」
このほか動名詞と不定詞で意味が違ってしまう動詞にはremember、forget、try、regretなどがあります。いっしょに復習しちゃってください!
remember doing ~:~したのを覚えている
remember to do ~:忘れずに~する
forget doing ~:~したのを忘れる
forget to do ~:~するのを忘れる
try doing ~:試しに~する
try to do ~:~しようと努力する
regret doing ~:~したのを悔やむ
regret to do ~:~するのは残念だ
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