まったく同感。 – I couldn’t agree more.

レオナルド・ディカプリオさんがついに!!!オスカー像を手にしました。授賞式のスピーチでは気候変動の脅威に触れ、環境保護活動家としての一面をのぞかせました。フェイスブックやツイッターなどの反応には I couldn’t agree more! というコメントが見られました。

I couldn’t agree more.

表題の通り、これを日本語にすると「全面的に同意します」とか「大賛成だ」となります。小難しいことを言うならいわゆる仮定法を使った構文で「今より以上に同意することができない」ことを意味します。現在の同意のレベルがマックスで、これより以上に同意のレベルを上げることができない、つまり、「最高に同感」なわけです。映画の字幕のように字数が限られている場合など、「ごもっとも」とか「おっしゃる通り」といった訳文も見かけます。小難しい文法はあえて考えず、「大賛成」くらいに覚えてしまえばよいかと思います。

このような「couldn’t+比較級」は他にもあって、日常会話でけっこう頻繁に使われます。いくつか例を挙げましょう。

It couldn’t be better.

「これより以上に良くなりようがない」ほど良い状態を意味します。「絶好調」とか「最高」という意味ですね。「儲かりまっか?」と聞かれて、笑いが止まらないほど儲かっているなら It couldn’t be better.です( ´艸`)

It couldn’t get any worse.

これは反対の「最悪」です。もうこれ以上1ミクロンも悪くなりようがない切羽詰まった状況です。もう「どん底」(T_T)

I couldn’t care less.

直訳すれば「今気にしているより少なく気にすることはできない」です。これはつまり「最低レベルで気にしている」のであり、平たく言えば「全然気にしていない」ということです。今より以上に気にしないことができないほど気にしていない、つまり「どうでもいい」という意味になります。文脈によって「そんなの関係ない」とか「そんなこと知るか」など、訳文はいろいろ考えられるでしょう。

「couldn’t+比較級」は英語らしいといえば、いかにも英語らしい表現です。ここでご紹介した例文くらいはそのまま覚えてしまいましょう。慣れてしまえばけっこう応用のきく構文です。


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