withoutは「不在」を表す前置詞です。前置詞は名詞や代名詞の「前に置く」品詞です。使い方は実はそれほど難しくありません。without ~ で「~がないこと」を表します。「~なしで」とか「~を伴わず」などと訳されます。
例えば。
Prices are subject to change without notice.
価格は予告なく変更されることがあります。
I’ll be late. Please start without me.
ちょっと遅れるので、私を待たずに始めてね。
withoutの後に来るのが単純に名詞や代名詞なら問題ないと思うのですが、実は動名詞が来ることもあって、これはちょっと日本人には使いにくいところがあるようです(^^;) いくつか例文を見てみましょう。
Don’t use my car without asking.
無断で私の車を使わないで!
使っていい?と「訊ねることなく」、使わせてねと「お願いすることなく」を without asking と表現しています。
She left without saying goodbye.
彼女はさよならも言わずに去った。
ちなみに without saying anything なら「何も言わずに」ですね。
She closed the door without making a sound.
彼女は音を立てずに扉を閉めた。
このように、「音を立てることをせずに」というときにもwithoutを使って表現できます。
こんなのまだまだ序の口です。動名詞が来る場合、けっこう長くなることもあるのです。例えば。
I don’t want to eat things without knowing what’s in them.
何が入っているか分からないものを食べたくない。
withoutの部分を直訳すると「中に何が入っているのか知ることなく」となります。
もーっと複雑なのもありますよ( ´艸`)
You can get around town without having to worry about where to park your car.
駐車場の心配をせずに街中を移動できます。
withoutの部分は You don’t have to worry about where to park your car と書き換えることができます。「どこに車を駐車するか心配する必要がない」ということですね。
without+動名詞を上手に使いこなせると、表現の幅がぐっと広がります。一番最後の英文はともかく、without askingとかwithout saying goodbyeくらいは基本の形としてそのまま覚えてしまいましょう。それと!自分でも英作文してみてくださいね(^^)/
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