oneself と by oneself

I’ll do it myselfというときと、I’ll do it by myselfというときと、いったい何が違うんでしょう。この機会におさらいしておきましょう。

まず、do it yourselfというフレーズは皆さんもよくご存知と思います。頭文字を取ってDIYと表現することもあります。専門の業者さんにお任せせずに、「自分でやる」という意味です。ここには「お店でお金を払って買ったり、他人にやってもらったりしない」という含意があります。

ではdo it by yourselfはどうでしょう。月曜日のレッスンでお話した通り、一人暮らしをするなら、you live by yourselfです。これはyou live aloneと言い換えることができます。つまり、by oneselfには「一人で」という意味があるのです。文脈によっては「独力で、誰の力も借りずに」と訳すこともあるでしょう。

例えば、私は市販のサラダドレッシングはめったに使いません。自分でいろいろな種類のオイルやヴィネガーを調合して、玉ねぎとかハーブとかスパイスなど、好きなものを足してオリジナルのドレッシングを作ります。これを英語で表現するとこうなります。

I don’t buy salad dressings. I make them myself.
「サラダのドレッシングは市販品を買わずに自分で作ります。」

それと。今日は天気が良かったのでカーテンを洗いました。洗濯機でざぶざぶ。

I don’t have my curtains dry-cleaned. I wash them myself.
「カーテンはドライクリーニングに出しません。家で洗います。」

ではby oneselfの例文をいくつか。

I hate eating by myself.
「一人でご飯を食べるのは嫌だ。」(byがないと大変なことになってしまいます。。。)
She is at home by herself.
「彼女は一人で家にいる。」
I can’t finish this by myself.
「一人じゃ食べきれないよ。」(当然のことながら、thisが「お仕事」なら「独力でやり遂げられない」という意味になります。)

do something oneselfとdo something by oneself、byが付くか付かないかで意味は大きく違ってきます。これを機会にしっかり覚えてしまいましょう。


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