Trump on twitter #001

最近のトランプ大統領のツイートから気になる表現を取り上げます。

8:35 – 2017年2月10日
“SEE YOU IN COURT, THE SECURITY OF OUR NATION IS AT STAKE!”
「法廷で会おう。国の安全保障の問題だ!」

ちょこっと解説

at stake は「何が危機にさらされているのか」を表現するものであって危機の大きさそのものを表すものではありません。国家の危機からお小遣いの金額までat stakeは幅広く使えます。

Thousands of lives are at stake.
「幾千もの命がかかっている。」
My job is at stake.
「悪くするとクビだ。。。」
8:24 – 2017年2月11日
“Heading to Joint Base Andrews on #MarineOne with Prime Minister Shinzō earlier today.”
「アンドルーズ空軍基地へ。今朝、シンゾー首相とマリーンワンの機中にて。」
ちょこっと解説

earlier today必ずしも「今朝」にはなりません。今現在が夜中ならお昼頃になることも。
earlierthis week も同様だけど週の場合は7日しかないので「今週初め」になることが多いかな。日本語訳が難しい分、英語らしいと言えば英語らしい表現です。

22:33 – 2017年2月11日
“Melania and I are hosting Japanese Prime Minister Shinzo Abe and Mrs. Abe at Mar-a-Lago in Palm Beach, Fla. They are a wonderful couple!”
「メラニアと一緒に日本の安倍晋三首相とご婦人をフロリダ州パームビーチの別荘マールアラーゴにお迎えした。とてもすてきなご夫婦だよ!」
ちょこっと解説

本日は動詞 host に注目。大きなイベントや会議、割とかっちりしたディナーなどを「主催する」という意味です。
名詞の host はこういう催しを「仕切る人」のことです。女性なら hostess。費用も通常 host 持ち。五輪の開催都市は host city です。

Japan will host the 2020 Summer Olympics.
21:14 – 2017年2月12日
“While on FAKE NEWS @CNN, Bernie Sanders was cut off for using the term fake news to describe the network. They said technical difficulties!”
「フェイクニュースのCNNに出演していたバーニー・サンダースがCNNを嘘っぱちニュースと言った途端、映像が切断された。当のCNNはこれを技術的な問題というのだから驚きだ。」
ちょこっと解説

直訳するなら「CNNを表現するのにフェイクニュースという言葉を用いたから」
今回は the network に注目。これは CNN の言い換えです。ABC でもなく NBC でもなく CNN という「特定の放送網」を指しているので the が付いています。英語は同じ言葉の繰り返しを好みません。しばしばこういう言い換えを使います。

0:41 – 2017年2月13日
Congratulations Stephen Miller- on representing me this morning on the various Sunday morning shows. Great job!”
「やったね、スティーヴン・ミラー。彼は今朝、僕の代弁者として日曜朝の主だったニュース番組に出てくれた。グッジョブ!」
ちょこっと解説

本日の注目ポイントは congratulations です。
おめでとう!の気持ちをけちってはいけません。必ず複数形で言いましょう。ありがとう・ごめんなさいも同じ。many thanks / many apologies のように many を付けて感謝やお詫びの気持ちを強調することもあります。
今日はちょっと意訳しました。文法的には Congratulations on と続きます。on 以降のことについて「おめでとう!」です。

Congratulations on your promotion!
「昇進おめでとう!」

♪Congratulations! – おめでとう!

0:53 – 2017年2月14日
“Today I will meet with Canadian PM Trudeau and a group of leading business women to discuss women in the workforce.”
「今日はカナダのトルドー首相、それから女性の管理職や実業家の皆さんとお会いして、女性の労働参加について議論します。」
ちょこっと解説

本日の注目ポイントは meet with です。
meet with someone は「誰かとあらかじめお約束して正式に会う」ときに使います。
meet someone は「初対面の人に会う」です。Nice to meet youは「はじめまして」ですもんね。

3:50 – 2017年2月14日
“Wonderful meeting with Canadian PM @JustinTrudeau and a group of leading CEO’s & business women from Canada and the United States”
「カナダのトルドー首相、米加両国の女性実業家の皆さんとお会いした。ワンダフル。」
ちょこっと解説

人や物の集まりを (a) group of で表現します。レストランなどで「何名様?」と訊かれて「5人」と答えたい。

We are a group of five (people)

でOKです。 5人が同じ団体に所属している必要はないだよ。

The real story here is why are there so many illegal leaks coming out of Washington? Will these leaks be happening as I deal on N.Korea etc?”
「本当の話というなら、なぜこうも次々と政府内から不正な情報漏れが起こるのだ?そのうち北朝鮮の扱い云々なんかもリークされるのかね。」
23:28 – 2017年2月14日
ちょこっと解説

今回は real story に注目しました。
real story は「実話」です。英語ではしばしば「ほんとのところはこうなんだ」と言うとき、the real story is… という表現を使います。こう言って真実が語られるか否かは another story、また別の話なのですが。

“Great parent-teacher listening session this morning with @VP Pence & @usedgov Secretary @BetsyDeVos.”
「今朝は生徒の親御さん、先生方とお会いして、いろいろとお話をうかがった。ペンス副大統領とデヴォス教育長官も同席。」
5:21 – 2017年2月15日
ちょこっと解説

今回は parent に注目しました。
parent はもしくはを表す名詞。しばしば「保護者」と訳されます。この人たちの大きなお仕事の一つが to parent a child、子どもを「ちゃんとした大人に育てる」ことです。こちらは動詞ですね。

“Obamacare continues to fail. Humana to pull out in 2018. Will repeal, replace & save healthcare for ALL Americans.”
「オバマケアは失点続きだ。(医療保険会社の)ヒューマナは2018年に撤退する。(オバマケアは)廃止、刷新して、すべての国民のために米国の医療を守らないといけない」
7:50 – 2017年2月15日
ちょこっと解説

今回は pull out に注目しました。
pull out は基本的には「引っ張り出す」、でも今回のように「撤退する」となることも。句動詞は手間暇惜しまず辞書を引いて覚えるだよ。こういう努力を vocabulary building と言います。

“The fake news media is going crazy with their conspiracy theories and blind hatred. @MSNBC & @CNN are unwatchable. @foxandfriends is great!”
「嘘つきメディアは陰謀説と根拠のない憎悪で大騒ぎだ。MSNBCとCNNは見るに耐えない。FOX and friendsは最高だね!」
20:40 – 2017年2月15日
ちょこっと解説

今回は go crazy に注目しました。
「ある状態になる」ことを動詞 go を用いて表現します。go crazy は良くも悪くもクレージーな状態になることです。「怒りで気がへんになりそう」とか「嬉しさのあまり大はしゃぎ」とか。

I’m going crazy!
「気がへんになりそう。」(私の場合、花粉症の季節によく使う。。。)
This milk has gone bad.
「この牛乳、腐ってる。」
“Crimea was TAKEN by Russia during the Obama Administration. Was Obama too soft on Russia?”
「クリミアがロシアに”取られた”のはオバマ政権の時代だ。オバマはロシアに対して弱腰だったということか?」
21:42 – 2017年2月15日
ちょこっと解説

今回は be soft on に注目しました。
~に寛大だ、甘い」というときに be soft on を使います。

You’re too soft on your kids!
君は子どもたちに甘すぎる!

厳しすぎる人には

Don’t be too hard on your kids!
Join me in Florida this Saturday at 5pm for a rally at the Orlando-Melbourne International Airport! Tickets:”
「今度の土曜日、フロリダで集会を開きます。オーランド・メルボルン国際空港にて、午後5時より。ぜひ来てください!チケットはこちらから。」
4:45 – 2017年2月16日
ちょこっと解説

注目ポイントは join me です。
join me/join us は「いっしょに~しましょう」とお誘いするときによく使われる表現です。

Would you like to join me for dinner?
「いっしょに夕ご飯食べませんか?」

このコンテンツについてコメントする(質問もこちらへ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です