“Go ahead, make my day!” と言えば、映画史に残るキメ台詞のひとつです。
台詞の主は『ダーティ・ハリー』の主人公、クリント・イーストウッド演じるサンフランシスコ市警のキャラハン刑事。犯人は逮捕より射殺?みたいな、たいへん物騒な警官で、公開当時はいろいろ社会的にも物議をかもしたようですが、私はけっこう好きでシリーズは全作観ています。
さて、この make someone’s day というフレーズ、日本語に訳しにくい英語表現のひとつです。
簡単に言うと「主語が someone を喜ばせる」です。「誰かが何かをしてくれたおかげで、特別な1日になった」みたいな感じでしょうか。
例えば、
You made my day.
これで「あなたが私を喜ばせた 」です。でも、私は生まれてこのかた誰かが「あなたは私を喜ばせました」なーんて言うのを聞いたことがありません;
「あなたのおかげよ」とか「すごく嬉しい」くらいの方が自然ですね。
主語は人間だけとは限りません。花でも子犬でもOK。待ち焦がれていた報せ、なんていうのもアリです。「君の笑顔」だってかまいません。要は「誰か(もしくは何か)のおかげでとてもハッピーな気分です」ということなのです。
ところで、以前に my day を使ったフレーズをご紹介しました。「今日はツイテない」という表現です。覚えてますか?
It’s not my day today.
Today’s not my day.
not my day についてはこちらのレッスンを読んでくださいね。
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