意志あるところに道は開ける – Where there’s a will, there’s a way.

プロゴルファーの宮里藍さんが引退しました。引退の報道の中で、藍さんの座右の銘が紹介されていました。

こちらです。

Where there’s a will, there’s a way.
意志あるところに道は開ける。

学校の英語の授業で「精神一到何事か成らざらん」に相当する、なんて教わりませんでしたか?

奴隷解放宣言で有名なアメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカンの言葉だという説もあるようです。リンカンの名言はアメリカ人にも人気です。アメリカの高校で卒業アルバムを制作したとき、自分の写真といっしょに「好きな言葉」も提出するよう言われました。リンカンの引用は特に多かったように覚えています。例えば。

To sin by silence when they should protest makes cowards of men.
抗議しなければならないときに沈黙の罪を犯すのは臆病者だ。
The ballot is stronger than the bullet.
投票は銃弾よりも強い。
Do I not destroy enemies when I make them my friends?
敵を友にしてしまえば、敵を滅ぼしたと言えないだろうか。
I walk slowly but I never walk back.
私の歩みは遅いが、歩んできた道を引き返すことはない。
Important principles may, and must, be inflexible.
重要な原則は曲がらないし、また曲げてもいけない。
Leave nothing for tomorrow which can be done today.
今日できることは明日に残すな。

余談ですが、英語にはanti-proverbと言って、元々の格言の変形バージョンが作られることがあります。Where there’s a willにも有名なパロディがあります。こちらです。

Where there’s a will, there’s a lawsuit.

元々のことわざのwillの意味は「意志」ですが、パロディ版のwillは「遺言状」です。遺言状のあるところに訴訟有り。訴訟社会と言われるいかにもアメリカっぽいパロディですね。


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