すみませんが、人が来るんです。 – Sorry, it’s taken.

少々混み合ったレストランや映画館でよく使われる表現をご紹介しましょう。
空いた席を指して、近くの人に「ここ、よろしいですか?」と訊くことはもうできますね。

Do you mind if I sit here?
「この席、座ってもよろしいかしら?」

実際には、Do you mind…の前に一言、Excuse me(すみませんが)と入れた方が良いかと思います。

ではあなたが訊かれる立場だったら、どんな風に答えましょうか?

– Not at all, please do.
 「かまいませんよ、どうぞ。」
– I’m sorry, this seat is taken.
 「すみませんが、この席には人が来ます。」

ここではDo you mind if…? の答え方を学ぶために上のような設定としましたが、実際には、「すみませんが、この席には誰か来ますか?」と訊ねられることの方が多いかもしれません。その場合はこんな会話になるでしょうか。

Excuse me, is this seat taken?
「すみません、この席、誰かいらっしゃいますか?」

誰も来ないなら、

– No, I don’t think anybody’s coming.
 「いいえ、誰もこないと思いますよ。」

誰か来るなら、

– I’m sorry, it is.
– I’m afraid it is.
 「すみませんが、人が来るんです。」

I’m afraid (that)… は従属節、つまりthat以下の内容だと「思う」という意味です。afraid は恐れや懸念を表す形容詞ですから、同じ「思う」でも、思う内容が残念なこと、懸念されることの場合に用います。「違うと思うな」とか「ダメじゃないかな」など、日常的に使われる表現なので、また機会を見つけて詳しく取り上げたいと思います。


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