それじゃあまるで… – It’s like putting the cart before the horse.

日常の会話でことわざを使うとき、日本語では「よく言うでしょ?」とか「いわゆる~ってやつだね」みたいな使い方をします。ことわざを引き合いに出すときの定型表現は英語にもあります。それが月曜日にご紹介したYou know what they sayです。

もう一つ、「それじゃあまるで~じゃないか」のような言い回しでことわざを使うこともあります。

例えば表題の英文。

It’s like putting the cart before the horse.
「それじゃあまるで馬の前に荷車をつなぐようなものじゃないか。」

このことわざは間違った順序で物事を行うことの喩えで、よく「本末転倒」という日本語が充てられます。「それじゃあ本末転倒だ」みたいな感じです。

「そういうことをしてはいけない」という文脈で使う場合はもっとダイレクトに「だめ」と言うこともあります。

Don’t put the cart before the horse.
You can’t put the cart before the horse.

いずれも「馬の前に荷車をつなぐな」という意味で、物事には順序がある、本末転倒はよろしくないと言いたいときに使います。

さて。月曜日のレッスンで例に挙げたことわざの続きについて。

While (When) the cat’s away, the mice will play.
ネコがいないとネズミが遊ぶ。(鬼の居ぬ間に洗濯)
When in Rome, do as the Romans do.
ローマではローマ人のするようにせよ。(郷に入っては郷に従え)

日本語でも「郷に入っては、って言うでしょ?」とか「鬼の居ぬ間にって言うからね」みたいな使い方をします。英語と同じです。機会があったら使ってみてね。You know what they say: Practice makes perfect!


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