先週は、英語のスペルに含まれるauは多くの場合、【ɔ́ː】(オー)と発音します、というお話をしました。なので不正行為を表すfraudは、なんとなく「フラウド」と読みたくなるけれど実際の発音は「フロード」が正解、というお話もしました。
では、一般的に【au/aʊ】(アウ)と発音するのはどんなスペルのときなのでしょう。
だいたい二つのケースに大別されます。
まず、ow を持つ単語です。分かりやすい例としては、brown、cow、down、powder、town などがあげられます。実は flower や towel などもこの例に入るのですが、カタカナ読みだとフラワー、タオルですからちょっと分かりにくいかもしれませんね。逆に、bowel、plow、vow などはあまり馴染みのない単語かもしれませんが、ow を手がかりに読み方を推測することができるでしょう。もちろん、例外もあります。low、show、row などはスペルに ow はありますが、「アウ」ではなく「オウ」と発音します。
brown、cow、down、powder、town
次に ou を持つ単語です。よく使われる単語としては、out、about、foul、shout、ouch、couch、pouch、mound、pound などでしょうか。would、could、should は例外です。欧米のスーパーマーケットの鳥肉売り場でよく見かけるサイン POULTRY の ou も「アウ」ではなく「オウ」です。
out、about、foul、shout、ouch、couch、pouch、mound、pound
先にも述べた通り、例外はあるものの、スペルを手がかりに発音を推測することは可能です。主な法則を覚えておくと役に立つと思います。
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