今日は月曜日のレッスンの補足です。take it for granted (that) の使い方について、もう少し詳しくお話しましょう
take something for granted には「あって当たり前と考え、ろくに感謝もしない」のほかに、「深く考えも確認もせず、そういうものだと思い込む」という意味でも使われます。また、take it for granted that のようにthat節を伴うこともあります。
例えば、「いっしょに暮らしているので、てっきり夫婦だと思っていた。」は以下のように言います。
They’d been living together, so I took it for granted that they were married.
以前、カナダのモントリオールに旅行したのですが、街角のパパママショップでは英語が通用せず 、錆び付いたフランス語で四苦八苦した思い出があります。私としては「カナダではみんな英語を話すものだと思い込んでいた」わけです
I took it for granted that everyone would speak English in Canada.
このフレーズは受動態で使われることも多いのですが、これでちょっと混乱する方もいらっしゃるようです。この場合、主語となるのはtakeの後のitです。It is taken for granted thatとなり、「(that節以降の内容)と思われている」といった意味になります
It’s often taken for granted that everyone speaks English in Canada.
これで「カナダでは誰もが英語を話すと思われがちだ」という意味になります。
特に確かめたわけではないけれど、何となくそういうものだと思っていた。そんな経験、ありますよね。よく使われるフレーズです。
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