challengeは「チャレンジ」じゃない!

月曜日のレッスンでchallengeという表現を使いました。

Dealing with a change may be a challenge.
変化への対処はときに困難を伴います。

英語のchallengeと日本語のチャレンジは若干(というより相当)違います。英語のchallengeはしばしば上のセンテンスのように「克服すべき難しい課題」という意味で使われます。

James now faces the biggest challenge of his life.
ジェイムズは今、人生最大の困難に直面している。

ビジネス英語でも必ず覚えておきたい単語のひとつです。例えば、新しい事業を推進するためのプレゼンで、「この事業を実施することでこんな可能性が拓けますよ」というときの「可能性」はopportunities、「一方、克服すべき課題はこれこれですよ」というときの「課題」はchallengesです。可能性や課題を列挙するときは必ず複数形を使います。

もうひとつ。

バレーボールやテニスなどで不明瞭なジャッジに対してビデオ判定を要求できる仕組みを「チャレンジシステム」といいますが、これは英語でもchallenge systemです。動詞のchallengeには「異論を唱える」、「異議を申し立てる」という意味があり、審判の判定に対して「異議あり!」と申し立てる制度なのでchallenge systemなのですね。

さらにもうひとつ。チャレンジ精神はchallenge spiritとは言わないのですが、こんな表現はあるようです。Cambridgeの例文です。

You know me, I like a challenge.
知ってるだろう?僕はチャレンジ精神旺盛なんだ。

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