I’ve been up for hours.
アナ王女のセリフです。
朝、執事さんが王女様を起こしに来ます。「お休み中、たいへん申し訳ございません」うんぬん。で、王女は答えます。
「起きてます」
この「起きてます」に相当するのが上の英文です。
現在完了形が使われているところに注目です。過去のある時点に目覚め、布団から出たのか出ないのかはともかく、覚醒した状態が現在に至るまで継続しているため、現在完了形が使われています。どのくらい継続していたかというと、上の例文の場合はfor hoursですから「何時間も」継続していました。自然な日本語にするなら「もう何時間も前に起きました」ですね。
あまり嬉しい例文ではないのですが、テキストでも現実でもよく使われる英文です。upをdeadに替えてみましょう。
My grandfather has been dead for 10 years.
直訳すると「私のおじいさんは10年間ずっと死んでいます」ですが、こんな日本語使いませんね。すっきり過去形で「私のおじいさんは10年前に亡くなりました」が自然な日本語です。
英語ではbe動詞を用いた現在完了形をたいへんよく使います。
He has been away since Tuesday.
「彼は火曜日からずっと留守にしている」
I’ve been busy.
「ここのところ、ずっと忙しかったんだ」
2番目の例文はほんとに忙しかったときにも使いますが、「なんで連絡くれなかったの?」、「なんで会ってくれなかったの?」、「どこ行ってたの?」とか付き合ってる相手に詰られて、「ちょっとね、忙しくてさ」と言い訳するときにも使います。いちおう。
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