要するに – The thing is

“The thing is”は英語の日常会話でほんとうによく使うフレーズです。でも「どんな意味?」と聞かれると、moonは「月」、rainは「雨」、eatは「食べる」みたいに、すぱっと答えるのがちょっと難しい。必ず例文を使うことになります。

では早速。

まずは「アナ雪」から。

Yes, pay attention, but the thing is she wore the gloves all the time, so I just thought, maybe she has a thing about dirt…

「その通り、でもよく聞いて。私が言いたいのは、彼女(エルサ)がいつも手袋をはめているということ。だから私は、彼女がホコリ恐怖症なのかしらって思っていたの」

次はMacmillan Dictionaryの用例を拝借。

“Why didn’t you invite me?”
“Well, the thing is, I didn’t think you would want to come.”
「なんで呼んでくれなかったの?」
「うーん、それはね、君が来たがるとは思ってなかったんだ」

続いてCambridge Dictionaryの用例。状況としては、おそらく、「帰りに買い物しようよ」みたいな話になったのだと想像します。

The thing is, the shops close early on Sunday.
「問題は、日曜日は商店が早めに閉まっちゃうってことだ」

最後にLongman から。

“It sounds like a good idea. Why don’t you invest?”
“Well, the thing is, I can’t afford to.”
「悪くない話だと思うよ。投資してみれば?」
「うん、実を言うとね、投資するお金がないんだ。」

表題では「要するに」と訳していますが、the thing isは、文脈によっていろいろな訳語が充てられます。基本的には、「要するに」で置き換えても意味は通じるし、実は、削除しちゃっても全体の意味は変わりません。

あってもなくても同じとはいえ、こういう相づちっぽい表現をうまく使えると、あなたの英語はもっとずっと英語っぽくなると思います。余力があったらぜひ覚えてね。いけそうだと思ったら、使ってみてね。


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